科学的に目指すフリーランス道

心理学、脳科学と言った人間の心理を活かし磐石の姿勢でビジネスを制する。

心拍数で意思決定される不思議な話

こんにちは!mitsuyaです。



お酒、車、お菓子やデザート、ブランドの財布、服、小物、好きなアイドルのグッズなど私たちには、それぞれ満たしたい欲求があります。



・毎日、お酒を飲まないとやってられない。
・毎月、服を買わないと仕事なんてやってられない。
・甘いものを取らないとやってられない。




一度は聞いたことのあるフレーズだと思います。


もちろん、全てが満たされればこんないい事はありません。



しかし、時として私たちはその欲求に勝つ強い意志力がないといけません。



例えば、あなたが糖尿病になってしまった場合、大好きなお菓子やデザートは
食べることができません。(食べれても1ヶ月、2ヶ月に1回ぐらい?)


おそらくあなたは、1日でも早く糖尿病を治したい改善したいと思い入院を
決意すると思います。


入院生活をしていたそんなある日、あなたが入院しているという事を知り
心配して駆けつけてくれた友達が手土産を持ってお見舞いにきてくれました。


手土産は、あなたの大好きなシュークリームです。

目の前にあなたのシュークリームがあります。
しかし、あなたは現在、糖尿病の症状を治したいと思っています。


あなたは、シュークリームを食べるのか、食べないのか?という2つの選択を
取らないといけません。


或いは、病状を説明して手土産を受け取らないという選択もあるかもしれません。



口の中では、欲しい、食べたいという欲求があり、唾液が口の中に溜まるはずです。
(せっかく買ってきてくれたんだし、ちょ...っと..ぐらいなら.....)

脳からは、ドーパミンが大量に放出して


「今すぐその大好きなシュークリームを食べるんだー」と誘惑してきます。



しかし、友達がお見舞いでもってきたシュークリームを食べてしまっては
いつまでたっても症状を改善することはできないでしょう。


さぁ、ここまで聞いてあなたが糖尿病である場合どのような意思決定を
くだすでしょうか?


まぁ、この場合は友達がシュークリームを持ってこなければいいだけなんですけどw
(センシティブな性格の方にこんな事をいうと色々と問題になるので注意が必要です。)


結果からすると、おそらく多くの方がシュークリームを食べてしまうと思います。


同じような過去の科学的な実験で言うと、有名なマシュマロ実験があります。

マシュマロ実験とは?

心理学の勉強をしている方とかであれば
ほとんどの方が耳にしたことがあると思います。



スタンフォード大学の心理学者が行った実験で、4歳児の可愛い子供たち186名を
対象におこなった実験です。



要は自己コントロール能力の実験です。

漫画や絵本といった物がなんもない部屋に通されマシュマロと椅子とテーブルのみが置いてある部屋に通される。


そして、テーブルにポツンと置いてあるマシュマロの前に座らせ



「15分だけ我慢したらYOUに2個あげちゃうよー」といって隠しカメラで子供たちがどのような行動をとるかチェックすると言うものです。



結果的に2個目のマシュマロを手に入れたのは186名中、約60人だという
結果になった。



この実験結果から、私たちの自己コントロール能力は、数値的にみればさほど
高くないことがわかる。

では、どうすればいいのか?


ケンタッキー大学の心理学者によれば、「休止」をはさむといいそうです。
(落ち着いて衝動という感情を抑えるということです。)


結論から言うと「瞑想」すること。

瞑想が難しいのであれば、自分が対象の物から目を背けるような事ができる
(夢中になれる)もの。


わかりやすくするために音楽を例にしてみます。
音楽なら誰でも聴いたことありますよね?


音楽をバックリと分けるとメロディーとサビに分けられます。


あたりまえですが、感情が高まる部分と言うのはサビの部分です。
落ち着いたり、ゆったりとしたところがメロディーの部分です。



基本的に感情の高まるサビの部分の後と言うのは、間奏(メロディー)になります。
(セットになるといっても過言ではありません。)



これを分解して考えるとサビの部分が欲求、メロディーの部分が感情を抑える
休止(抑制)の部分にも考えることができるはずです。



ヘビメタのように、ずっと叫び続けるようでは疲れてしまいますww
翌日には、声もガラガラになることでしょう。



では、さらに分解して声がガラガラになる事を糖尿病とします。



声がガラガラになってしまった場合、みなさんはどうしますか?

音楽が好きで歌いたいが為にガラガラの中歌い続けますか?


みなさんが出した結果、それが答えです。

意志力は心拍変動でもわかる


例えば、あなたがランニングをしたとします。
当然ですが、息は切れ、心拍数は上昇します。


ランニングを終えて、しばらくすると脈は落ち着き、息切れも無くなるはずです。


これと同じような現象が意志力にも働くという面白い実験があります。



お菓子とニンジンという似ても似つかない実験となりますww


実験の日には、学生たちには朝食を抜いてくるように指示されていて
チョコチップクッキーや、チョコレートキャンディー、あとニンジンwが準備されていました。



実験では2パターンおこなっています。



まずは、ニンジンならいくらでも食っていいけど、クッキー、キャンディーには
触らないように。と指示したもの。


2つめがその逆でキャンディーとチョコは食べてもいいけど、ニンジンには触らないように。と指示した場合の2つです。



みなさんなら、どちらの実験に参加してみたいですか?


まぁ、おそらく最初の実験を受ける人は1人も居ないと思いますww



で、


肝心な実験結果ですが私たちが選んだ2つめの実験では心拍数の増加が
みられました。



これはつまり、欲求の表れによるものだという考えもできるということです。




逆に、最初のニンジンだけを食べてもいいとされた実験においては
心拍数の変動はなかったと言う結果になりました。


面白いですよねーー。



なんらかの欲求が出てきたとき、心拍数があがっているのかどうか
意識的にみるのも面白そうですね。


とりあえず、今日はこんな感じです!



それでは!


PS:科学と言うのは「日進月歩」といって
日ごと、月ごとに進化・進歩しています。

僕が今、述べていることも5年後10年後には古くなっているのは間違いありません。
しかし、新しいとか古いとかが論点ではなく、その時代で正しいとされていた事実があればその主張は正しいのです。例えば、ご紹介したマシュマロ実験とかね。

PS2:その実験は「誰が」していてその実験を発表することで誰が「得」をするのか考えてみるといいと思います。普通にマシュマロ実験を再実験やる必要あるの?と言う話で。
(あ、これは科学の話ではなくビジネス的要素の話です。)