科学的に目指すフリーランス道

心理学、脳科学と言った人間の心理を活かし磐石の姿勢でビジネスを制する。

恩を仇では返せない

 

こんにちは!mitsuyaです。



今回は、「恩を仇では返せない」という事について解説していきます。



今回の記事では心理学的な側面から

自分の行いが相手にどういった影響を与えているのか?
相手から何かお菓子を貰ったりお土産などのモノをもらったり

相手があなたの悩みを相談を聞いてくれたり引越しの手伝いをしてくれたりなど
あなたに時間を割いてくれた場合あなたはどういう行動を取るのか?


そういった話をしていきます。




一応、結論から言いますと




自分がした事相手からしてもらった事と同等、或いはそれ以上の事を自分もするし
相手からもしてもらえる事パターンが多いです。




それはなぜかというと心理学用語でよく言われている
返報性の原理」が働くからですね。




返報性の原理とは、上記に書いてあるように自分が相手から何かしてもらったら
相手に同じようなお返しをしなければならないというアレです。





考古学者のリチャード・リーキーによると


「人間であるのは、祖先が食べ物や技術を分け合うことを恩を返すと言う
素晴らしいネットワークの中で学んできたからだ。」と述べています。

影響力の正体 出版:SB Creative


「恩に着る」という言葉があるぐらいこの返報性の原理は
人間が持っている普遍的な性質と言っても過言ではありません。





魑魅魍魎(ちみもうりょう)に自分の私利私欲の為にフォーカスしている人は
周りから淘汰されるので注意が必要です。



もし、該当する場合は人間の本来の姿を見失ってチンパンジー化しているので
内省してくださいwww


(ちょっとシャレててかっこいいですけどねwww)





で、





返報性に関しては大きく分けて




「物質的な恩義」「社会的な恩義」「譲合いの恩義」の3つがありますので
そちらを解説していきます。




■物質的な恩義

物質とは何かというと差し入れやお土産、誕生日プレゼントといったモノだと
認識していただければ無問題です。



例えばあなたが旅行に行って旅行先のお土産を買って友達に渡したら
友達が同じように旅行に行った時には同あなたにお土産を買ってきてくれるということですね。




他にも、あなたが友達とご飯にいく場合。



友達が「今日は給料日だったからオレが奢るよ!」といって



その日は友達が親切に奢ってくれました。




そして、別の日にまた同じ友達とご飯に行く事になった場合。


「この前奢ってもらったから今日はオレが奢るよ!」といって



友達にご飯を奢り返す返報性が働きやすくなるということです。
友達の恩を忘れて「今日は割り勘ね。」とか言ったらただの阿呆ですw




まさに厚顔無恥(こうがんむち)とはこのことですね。



もし、逆パターンで友達にご飯を奢ったにも関わらず
お返しがなかった場合は友達のエリンギを蹴ってやりましょう!



エリンギとは??


あの.......



その........


大事なアレですwww


■社会的な恩義

物質的な恩義と似ていますが、基本的モノの受け渡しといったプレゼント形式では
ない恩義です。



イメージしやすいのは家族とかご近所さんとかのお手伝いとかですね。

僕は田舎育ちなので親戚の農作業を手伝ったり自分の親の農作業を手伝って
もらったりしていました。
(友達や会社の同僚の引越しのお手伝いといったのも該当します。)

 

まぁ、一般的なボランティア団体などを想起してもらえれば問題ないです。



会社で働くような○○時間働いたら○○円を支払いします。という契約もないので
金銭はもらえませんが社会的な信用が報酬になるわけです。

ボランティア団体とかだったらテレビや新聞に取り上げられたりしますよね。
ボランティア団体はこういった報酬がないと動きませんwww


だから、人目につくようなイベントに参加したりして社会的信用を得ているのです。



これが社会的な恩義です。



■譲り合いの恩義

譲り合いの恩義は相手が本来の主張ではなく、主張から一歩引いた妥協した提案に
なった場合には高い確率で自分も引き下がって相手の要求を承諾してしまうということです。


平たくいうと、持ちつ持たれつの関係です。




例えば、あなたが友達と映画をみたいとして



友達に「名探偵コナンの映画を観にいこうよ!」と言うわけです。




しかし、友達は



「コナンをあまり知らないから観たくない」と言います。



ここで諦めては、映画が観れなくなってしまいます。


で、あなたは友達にこう言います。



「ぢゃ、コナンは諦めるからアベンジャーズ観にいかない?」




そうすると友達は名探偵コナンは観たくない心理があって
1回断っています。


で、


相手が自分の主張を一歩引いてくれたと言うことを本人(友達)もわかっていますから次の要求に対しても断ると言うことは必然的にしづらくなります。


なぜなら相手は仲のいい友達なのですから。




なので



アベンジャーズなら観てもいいかな。」と思ってもらえる
確率が格段にあがるはずです。




相手が一歩引いた(恩をうけた)自分が妥協した(恩を返した)という構造です。



逆に譲歩しなかったら揉め事になりかねませんからねww
人間はそういったことも意識的、無意識的に考慮して動いていると言うことです。


とまぁこんな感じです!!


今回の記事を一面的にみれば心理学の話にしか見えないわけですが
視野を広げてみればビジネスに使えるような大事なことも述べていますので
頑張って読み解いてくださいね★☆


それでは!!!