科学的に目指すフリーランス道

心理学、脳科学と言った人間の心理を活かし磐石の姿勢でビジネスを制する。

人間の普遍的な比較のルール

こんにちは!mitsuyaです。



私たちは、何か行動を起こす時や、モノを買うときなど自分が対象となる
事象や事物を自分の今までの経験・体験を通して無意識的に「比較」しています。



スーパーでチラシを広げて一生懸命一円でも安くしようとしている主婦の方が
いい例です。
(会計後にレシートとチラシで金額を確認するのは猛者だと思いますw)




社会心理学的にこういった人間が何かを選択する際に「比較」をしているという事を知っていてマーケティングをしている会社もありますからね。




例えば



「当店と同一商品で万が一他店が安い場合、そのチラシをお持ちいただければ
当店は他店の価格より安値で販売します。」




例えが正しいのかはわかりませんが、こんな感じのチラシはみなさんも一度は
見たことがあるはずです。


まぁ、普遍的な事を理解して使っているので効果は抜群に高いですよね。





それで、




精神物理学の世界でも比較を利用した面白い研究結果があります。

精神物理学とは・・・
感覚・知覚を定量的に測定し,刺激と感覚・知覚との間の数量的関係を検討する心理学の一分野を精神物理学,あるいは心理物理学という 。

コトバンクから引用

 



実験内容が有名なバケツを3つ使った実験です。


冷水・室温の水、熱湯の3つのバケツを用意します。




片方の手は冷水につけ、もう片方の手は熱湯につけます。
そして、最後に室温の水につけます。


そうすると冷水につけていた手は熱湯のように感じ

熱湯につけていた手は冷水のように感じたそうです。

(室温の水は所謂、常温なのにです。)



この実験で何がわかったのかというと、前提条件によって物事の感じ方や捉え方が
異なる
と言うことです。



日常的なもので説明をすると・・・


いつも、スーパーでジュースを買う人にとっては自販機で160円のジュースを
買うのには抵抗があるでしょう。


なぜなら、スーパーで買えば80円~90円で同じジュースが変えるからです。



しかし、いつも自販機で160円を払ってジュースを購入している人にとっては
自販機でジュースを買うのになんの抵抗もないでしょう。



買うのは同じ500mlのコーラなのにです。



つまり、私たちは自分では得をしていると思っていても
他の基準を持っているある人から見れば損をしている可能性もある
ということです。



これは、一種の認知的バイアスです。



バイアスとは・・・

偏見、先入観、偏りといったものです。





自分の思考や思想、経験によって正しいのか、正しくないのか判断するのは一面的にみれば正しいのかもしれませんが、視野を広くするのであれば危険であるのです。



「どういった思考を基に選択をすればいいのか?」



といえば、僕的には各分野の情報をできる限り入れるリベラルアーツの道に行くのが最善なのかなと思います。
(想像力、論理力、応用力、見解力、柔軟力、問題解決力、思考力など)



リベラルアーツについては学者や教授の方が解説していマスので
興味のある方は↓↓からみてみてくだしゃい。

 →https://www.ted.com/talks/liz_coleman_s_call_to_reinvent_liberal_arts_education/transcript?language=ja




多分野を学び得た知識を実践を通して縫合させていくことがフレキシビリティーあふれる柔らかい思考を持つ事で最善の選択をすることができると思います。




色々と説明していて、主張がごちゃごちゃになっている気もしますが重要なのは
人間の内なる心理や論理を知ることです。
(この記事で言う普遍的に比較するという部分。)



もっといえば



日本人の性質や性格を知る・理解するということです。
日本書紀源氏物語古事記平家物語などの古典に日本人の性質が
集約されています。



孫子の兵法にもある



「敵をしり、己を知れば百戦危うからず。」


ということですね!!


ビジネスで圧倒的な成果を出したい方は読んでみるといいと思います!



それでは!

弱点や欠点を相手に伝えて信頼を得る方法

 


こんにちはmitsuyaです。

今回は「弱点や欠点を最初に伝えて信頼を得る方法」についてご紹介します。



自分の弱点や欠点、或いは商品の弱点や欠点

所謂、ウィークポイントを使うことで信頼を得るということは常識的に考えれば
ありえないことでしょう。



なぜなら、ほとんどの人や会社というのは自分の弱み、欠点
職場であれば会社の欠点、弱みと言うのは同業他社をはじめ顧客に隠しがちであるからです。


ウィークポイント隠すことで、自分のメリットを強調することで相手や顧客に
安心感を与えることもできるでしょう。


しかし、発想を豊かにすること、視点を変えて物事をみていくことは
ビジネスの世界では必須です。



ひとつの物事を広げたり、縮めたり、伸ばしたり。
形を○にしたり、□にしたり、◇にしたり、△にしたり。

見方をかえて上からみたり、下からみたり、右からみたり、左からみたり


「はい、ひょっこりはん」ってなわけでww



サイコロを投げて上から普通にみたら1かもしれませんが
横からみたら2でも3でも4でも5でも6でもなるわけで、こういったみえないところをみていこうとする努力が本当に大事です。




こういった視点をもって物事を可視化、ビジュアライズしていけばイノベーションを起こすこともできる可能性もでてきます。


という訳で、複眼的、多元的、幅広い視点を持つための第一歩を踏み出す
感覚で読んでいただけると助かります。



既に知っているという方は、より研鑽していってくださいね★☆



ちょっと、前置きが長くなってしまいましたが心理学的に解説していきます。


フレーミング効果

フレーミング効果とはタイトルにあるように弱点や欠点を最初に相手に伝えて
信頼を得たい場合に使える方法です。


何か商品を販売すると言う立ち位置でわかりやすく説明するなら



相手に商品の弱点や欠点を最初に伝え、その後に商品のメリットを説明する


ということです。



つまり、商品のメリットだけを説明するよりも、デメリットもあわせて相手に
説明する事で説得力を高めることができるのです。




仮にですが、あなたが電気屋さんで洗濯機を買うとして
店員さんがこんな感じで洗濯機の商品を勧めてきたらどうしますか?



「この洗濯機は最新の○○型で××という性能があって△△といったこともできますよ。」




おそらくですが、ほとんどの方が他の洗濯機もみてみます。と答えると思います。


・他にも安い洗濯機があるのではないか?
・なんでこの洗濯機を勧めてきたのだろう。
・もっといい洗濯機があるかもしれない。
・高い洗濯機を勧められている気がする。


こういった猜疑心(さいぎしん)があるからです。



もちろん、店員さんが嫌いだとか、店員さんを疑っていると言うわけでもないし
むしろ店員さんは善意の上で提案してくれたとわかっているのにもかかわらずです。



では、リフレーミング効果を使って同じ洗濯機を説明してみます。




「この洗濯機は最新ですが音が他の洗濯機より少し大きくて、サイズもあるので
幅もとってしまいますが、××という性能が追加されたので△△といったこともできます。」




先程の文章と同じことを言っていますがが大きいという欠点と
サイズもあるという弱点を述べていますね。




弱みを最初に言うことによって顧客は店員に対して
「誠実」「正直者」であるというイメージを与えることができます。


例えば、音がうるさい事を知らずに顧客が商品を購入した場合どう思うでしょうか?


「そんな説明なかったぞ!」「聞いてないぞ!」とクレームが来る可能性もあります。



そうなれば信頼を失ってしまいますし、信頼を回復することは難しいでしょう。
そういった場合のリスクヘッジするという意味も含めて弱点を最初に伝えることは
重要なのです。



有名な青汁のCMでもありますよね。


マズイ、もう一杯。」っていうアレです。


これも、リフレーミング効果を使った戦略です。



僕も、青汁飲んだことあるけど苦手ですね。


「マズイ、もういらない。。。」


というわけで、是非リレフーミング効果使ってみてくださいね☆★☆★



それでは!!

変容変異する数字のマジック


こんばんは!mitsuyaです。



今回は、ちょっとした数字のマジックについて解説していきます。


私たちが、普段使っている数字、又は目にする数字がどのように変容変異し
使われているのか、もっと言えば都合よくみえるのか?と言う話です。



「数字で都合もクソもないだろう!」と思う方もいるかもしれませんが
前提知識がない方のほぼ9割は騙されているといっても過言ではありません。




フレーミング効果」をご存知でしょうか?



簡単に説明すると結果的に同じ数値であってもみせ方を工夫するだけで
いい意味でも悪い意味でも相手(顧客)に心理的に魅力を感じさせることが
できるのです。

※企業側の視点と顧客(お客様)の視点でみるといいと思います。





例えば

タイムセールで1000円の洋服を買うとして



・「20%OFF」


・「お会計から200円割引します。」



という2つの文言があった場合






あなたは、どちらに目がとまりますか??



おそらく無意識的に20%OFFに目がとまり、お得にみえるはずです。



200円割引というのを目にすると




「たった200円かよ」と思うかもしれません。




しかし、よくよく考えると1000円の20%OFF は200円です。



こういった仕掛けの場合はお店(仕掛ける)側に有利に働く傾向があります。
(もちろん顧客が値幅が同じであると認識しているのであればWIN-WINですが。)




他にもよく目にするのが


・「レモン20個分のヴィタミン」


・「○○成分1000mg配合」といったものです。



レモン20個分と言っても私たちはレモン1個分でどれぐらいのヴィタミンが摂取できるのかを知りません。




また、レモンがどれぐらいの大きさのもを使われているのかという
基準も知りません。




1000mg配合という文言に関しては、たったの1gですwww
(普通に食品から取ったほうがより多く摂取できて健康的です。)



共通しているのは、配合されている成分は食品で簡単に取れる量であり
食品からとった方がコストパフォーマンスも高いと言うことですw



営業妨害している気もしなくも無いですが、こういった単位や成分のコントラスト的な詐○的手法はいずれ塵芥(じんかい)に帰す運命ですwwww



「たった30分で」「コピペで」とか「誰でも簡単に」とか虚勢を張る人たち顧客から去勢されるのと同じで、消えていって当たり前です。

(自分たちの売り上げばかり気にして、顧客に対してメリットのある数字ではないというのは紛れも無い事実ですからね。)




ですが



医療などの命にかかわる場面では患者に安心を提供することもできます。



・「当、病院のオペの成功率は90%以上です。」

・「当、病院のオペの失敗の可能性はわずか10%しかありません。」




この場合は、どちらも安心を与える可能性がありますが
どちらかというと「90%の成功率」の方が望ましいでしょう。
(それは、患者の心理的にも。)




・「あなたが受験に合格する確率は90%だよ!」

・「あなたが受験で不合格になる確率はわずか10%だよ。」



ビジネスをするという視点に立つのであれば

このように、数字をつかって相手を安心させることに注力していく事を
オススメします。


重要なのは、ベクトル(方向)がどこに向いてるのか?ということです。


自分に方向が向いていたら間違いなくビジネスは失敗しますし
相手に方向性が向いていたら間違いなくビジネスは成功します。


つまり

ビジネス成功者は「心、技、体」であり
ビジネスで成果の出ない人は「体、技、心」であるということです。

(この意味がわかりますか?)




それでは!

心拍数で意思決定される不思議な話

こんにちは!mitsuyaです。



お酒、車、お菓子やデザート、ブランドの財布、服、小物、好きなアイドルのグッズなど私たちには、それぞれ満たしたい欲求があります。



・毎日、お酒を飲まないとやってられない。
・毎月、服を買わないと仕事なんてやってられない。
・甘いものを取らないとやってられない。




一度は聞いたことのあるフレーズだと思います。


もちろん、全てが満たされればこんないい事はありません。



しかし、時として私たちはその欲求に勝つ強い意志力がないといけません。



例えば、あなたが糖尿病になってしまった場合、大好きなお菓子やデザートは
食べることができません。(食べれても1ヶ月、2ヶ月に1回ぐらい?)


おそらくあなたは、1日でも早く糖尿病を治したい改善したいと思い入院を
決意すると思います。


入院生活をしていたそんなある日、あなたが入院しているという事を知り
心配して駆けつけてくれた友達が手土産を持ってお見舞いにきてくれました。


手土産は、あなたの大好きなシュークリームです。

目の前にあなたのシュークリームがあります。
しかし、あなたは現在、糖尿病の症状を治したいと思っています。


あなたは、シュークリームを食べるのか、食べないのか?という2つの選択を
取らないといけません。


或いは、病状を説明して手土産を受け取らないという選択もあるかもしれません。



口の中では、欲しい、食べたいという欲求があり、唾液が口の中に溜まるはずです。
(せっかく買ってきてくれたんだし、ちょ...っと..ぐらいなら.....)

脳からは、ドーパミンが大量に放出して


「今すぐその大好きなシュークリームを食べるんだー」と誘惑してきます。



しかし、友達がお見舞いでもってきたシュークリームを食べてしまっては
いつまでたっても症状を改善することはできないでしょう。


さぁ、ここまで聞いてあなたが糖尿病である場合どのような意思決定を
くだすでしょうか?


まぁ、この場合は友達がシュークリームを持ってこなければいいだけなんですけどw
(センシティブな性格の方にこんな事をいうと色々と問題になるので注意が必要です。)


結果からすると、おそらく多くの方がシュークリームを食べてしまうと思います。


同じような過去の科学的な実験で言うと、有名なマシュマロ実験があります。

マシュマロ実験とは?

心理学の勉強をしている方とかであれば
ほとんどの方が耳にしたことがあると思います。



スタンフォード大学の心理学者が行った実験で、4歳児の可愛い子供たち186名を
対象におこなった実験です。



要は自己コントロール能力の実験です。

漫画や絵本といった物がなんもない部屋に通されマシュマロと椅子とテーブルのみが置いてある部屋に通される。


そして、テーブルにポツンと置いてあるマシュマロの前に座らせ



「15分だけ我慢したらYOUに2個あげちゃうよー」といって隠しカメラで子供たちがどのような行動をとるかチェックすると言うものです。



結果的に2個目のマシュマロを手に入れたのは186名中、約60人だという
結果になった。



この実験結果から、私たちの自己コントロール能力は、数値的にみればさほど
高くないことがわかる。

では、どうすればいいのか?


ケンタッキー大学の心理学者によれば、「休止」をはさむといいそうです。
(落ち着いて衝動という感情を抑えるということです。)


結論から言うと「瞑想」すること。

瞑想が難しいのであれば、自分が対象の物から目を背けるような事ができる
(夢中になれる)もの。


わかりやすくするために音楽を例にしてみます。
音楽なら誰でも聴いたことありますよね?


音楽をバックリと分けるとメロディーとサビに分けられます。


あたりまえですが、感情が高まる部分と言うのはサビの部分です。
落ち着いたり、ゆったりとしたところがメロディーの部分です。



基本的に感情の高まるサビの部分の後と言うのは、間奏(メロディー)になります。
(セットになるといっても過言ではありません。)



これを分解して考えるとサビの部分が欲求、メロディーの部分が感情を抑える
休止(抑制)の部分にも考えることができるはずです。



ヘビメタのように、ずっと叫び続けるようでは疲れてしまいますww
翌日には、声もガラガラになることでしょう。



では、さらに分解して声がガラガラになる事を糖尿病とします。



声がガラガラになってしまった場合、みなさんはどうしますか?

音楽が好きで歌いたいが為にガラガラの中歌い続けますか?


みなさんが出した結果、それが答えです。

意志力は心拍変動でもわかる


例えば、あなたがランニングをしたとします。
当然ですが、息は切れ、心拍数は上昇します。


ランニングを終えて、しばらくすると脈は落ち着き、息切れも無くなるはずです。


これと同じような現象が意志力にも働くという面白い実験があります。



お菓子とニンジンという似ても似つかない実験となりますww


実験の日には、学生たちには朝食を抜いてくるように指示されていて
チョコチップクッキーや、チョコレートキャンディー、あとニンジンwが準備されていました。



実験では2パターンおこなっています。



まずは、ニンジンならいくらでも食っていいけど、クッキー、キャンディーには
触らないように。と指示したもの。


2つめがその逆でキャンディーとチョコは食べてもいいけど、ニンジンには触らないように。と指示した場合の2つです。



みなさんなら、どちらの実験に参加してみたいですか?


まぁ、おそらく最初の実験を受ける人は1人も居ないと思いますww



で、


肝心な実験結果ですが私たちが選んだ2つめの実験では心拍数の増加が
みられました。



これはつまり、欲求の表れによるものだという考えもできるということです。




逆に、最初のニンジンだけを食べてもいいとされた実験においては
心拍数の変動はなかったと言う結果になりました。


面白いですよねーー。



なんらかの欲求が出てきたとき、心拍数があがっているのかどうか
意識的にみるのも面白そうですね。


とりあえず、今日はこんな感じです!



それでは!


PS:科学と言うのは「日進月歩」といって
日ごと、月ごとに進化・進歩しています。

僕が今、述べていることも5年後10年後には古くなっているのは間違いありません。
しかし、新しいとか古いとかが論点ではなく、その時代で正しいとされていた事実があればその主張は正しいのです。例えば、ご紹介したマシュマロ実験とかね。

PS2:その実験は「誰が」していてその実験を発表することで誰が「得」をするのか考えてみるといいと思います。普通にマシュマロ実験を再実験やる必要あるの?と言う話で。
(あ、これは科学の話ではなくビジネス的要素の話です。)